続・人狼界最強の共有者が教える！村を勝利に導く方法

「人狼界最強の共有者が教える！村を勝利に導く方法」の続きです。前回は、主に心構えや下準備のような内容でした。今回は、実際にゲーム開始後にどのようなことを意識していたか書きたいと思います。

共有者の立ち回り

・開始時に相方が初日犠牲者だった場合

本来二人いるはずの共有者が自分一人しかいないため、信用勝負になった場合に大幅な不利がつきます。人外二人が揃って共有COしてきた場合、乗っ取られてしまう危険性があります。

しかし、これはかなりの朗報でもあります。初日犠牲者が共有ということは、ゲーム開始時点で真占い師と霊能者が確実に生存しているからです。

乗っ取られないようにCO状況を見極めつつ、早い段階で自分もCOし情報を伝えることを心掛けましょう。潜伏したまま死亡することだけは、あってはいけません。

・投票結果のログを取る

これは共有者だけではなく他の役職でも言えることですが、投票結果を見るのは非常に大事です。序盤のグレランの投票結果は、しっかりと記録に残しておきましょう。

上級者になるほど身内票に対する抵抗はなくなりますが、基本的に人数が少ない狼陣営は、序盤のグレランで仲間が死亡することを嫌います。霊脳結果と照らし合わせて、村人にばかり投票している人・狼に投票していない人を洗い出しましょう。

この作業は共有者にとって、後半に処刑先を指定しなければならない場面で役に立ちます。

・相方と相談する

全ての方向性は、独断で決めるのではなく、必ずもう一人の共有者と相談の上決定します。一人の頭で考えるよりも、二人で考えたほうが当然精度は高くなります。

中盤以降は遺言として、先にどちらかが死亡した場合、どのような方針で進行するかということもお互いに伝えましょう。同じように自分一人が生き残ってしまった場合も、昼時間のあいだに全体に向けて、翌日以降の進行を指定しておくとベターです。

相方が初日犠牲者だった場合は、独り言でも言いながら翌日の指定や推理をまとめましょう。霊界サービスです。

・無駄なグレランをしない

最低でも何匹の人外が生存しているのか、吊り回数は何回残っているのか常に把握しておきましょう。吊り先に困ったからとりあえずグレラン、というのは避けましょう。ゲーム開始から三日も経つ頃には、それなりに情報が揃っているはずです。それでもまだグレランを継続するのは無能です。

・吊り先を指定する

占い結果が○続きでどうしようもないならば、極端に発言が少なかったり、口数は多くてもあまり推理している姿勢が見られない人を優先的に吊り指定しましょう。ステルス*1はグレランで吊るものです。回数の限られた、貴重な占いの対象にしてはいけません。そして、終盤まで判断材料にならない「ノイズ」を残すことは、村サイドにとって不利益になります。

また、役職の処理についても必ず指定します。信用勝負の決め撃ちは勿論、霊脳のローラー*2などのセオリーがある展開であっても宣言しておくべきです。特に人数に余裕が無い状況での信用勝負では、悩んだ挙句何もしなければ投票がばらけ、人外の組織票によって敗北が濃厚になります。

・指定のコツ

投票指定のコツは、投票タイムの前――昼時間の時間切れ直前に強く宣言することです。最後に目にしたメッセージは強く印象に残り、指定を見逃されることが減ります。

しかし、グレーな村人でこれをやると、強引な印象操作での吊り誘導と判断され人外であると疑われる可能性があります。また、心理的にも投票を迷っている人の票を集中させる強力な手法ですが、指定相手に反論する時間を与えない「セコい手」だと思われるかもしれません。

・奇策について

共有の役職騙りは、決まれば人外の騙り抑制になるメリットがありますが村側を混乱させてしまうこともあります。対抗が一人しかいない状態でCOを撤回すれば、ほぼその役職が真であることが確定します。これは妄信へ繋がり、もし初日犠牲者が役もちで、対抗が人外だった場合は破滅へ一直線です。

基本的には、やらないでおくか、やるとしても対抗が来ない可能性が高い霊能者で出るべきでしょう。対抗COがなければ初日犠牲者が霊脳であることがわかり、対抗が一人出れば真霊脳の可能性が高く、対抗が二人出れば三人目の信頼度が限りなく高くなります。ローラーされることが確定しているのに、あえて最後にCOしたからです。

どちらにせよ、共有は初日のうちに役職騙りを撤回するのが無難です。