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人狼界最強の共有者が教える!村を勝利に導く方法

はい、完全に釣りタイトルです。盛りました。ごめんなさい!

人狼の主役!村人の立ち回り方」に続いて、初心者向けの人狼のお話です。

私は最強ではありませんが、人並み以上の勝率をキープしていたことは本当です。共有者が苦手な方の参考になれば幸いです。

共有者の特徴

「タブラの狼」ではフリーメーソンの名で呼ばれている村サイドの役職、共有者。

配役は二名存在し、能力はゲーム開始時に、誰がもう一人の共有者が分かるというものです。「えっ、それだけ!?」と思う人も多いことでしょう。

確かに対象が狼かどうか判別できる占い師などと比較すると、能動的に発動できる能力が無いため地味に見えるかもしれません。しかし、共有者が互いに村人であることを証明できるのは、とんでもない能力です。

例えば人外サイドが偽の共有をCO*1しようと考えた場合、騙りに二名も割かなければなりません。その分、占い騙りやグレーゾーンに潜伏する人数を減らす必要があります。これは村サイドの推理を妨害しづらく、一網打尽になる危険性が高い下策です。下策であるということは、偽の共有者が出てくることは、余程のことがないとありえないといえます。

以上の理由から、共有者は基本的に誰が見ても村サイドであることが確定しているため、投票による処刑で死ぬことが無いのです。そして、狼にとって序盤に排除したいのは、厄介な能力を持った占い師や狩人です。

狼からすれば、特殊な能力を持たない共有者は殺害の優先度が低いのです。

共有者の特徴は、他の人よりも長い生存時間と信頼できる相方が与えられたことです。まるで推理小説の探偵役ですね。

共有者が不人気な理由

しかし、そんなゲームの主役を張れるポテンシャルを持つ共有者ですが、誰に聞いても口を揃えて「やりたくない」とか「苦手」と言われます。文句なしの「やりたくない村陣営の役職ランキングナンバーワン」でしょう。

村側であることが誰の目にも明らかで生存時間が長いという特徴から、共有者はゲームを進行する上でのまとめ役を担当することになります。

推理を主導し、処刑対象を決定する……これは、もし判断を間違えて敗北した際に、ミスリードの責任を問われることを意味しています。そんな責任を負いたくないからこそ、苦手意識を持つ人が多いのでしょう。

しかし、ミスリードを恐れるあまり積極的に村を引っ張っていくことが出来ない共有者は失格です。失敗は誰にでもあります。ミスリー共有の烙印を押され無能扱いされるのはつらいですが、役目を果たさないのは無能どころでは済まない罪です。

そして、責任が重いとはいえ共有者は二人います。もしあなたが共有者を引き当てたとしても、あなたは一人ではありません。(初日犠牲者が相方だった場合は例外です)

常に方針の相談ができ、責任を半分支えてくれる相方がいるのです。村人の立ち回りと同じで臆することなく、積極的に推理・発言しましょう。苦手意識を捨てることが出来れば、リーダーシップを発揮するのはきっと楽しいですよ。

 

共有者の立ち回り

・はじめに

まず夜時間に仲間と会話できる役職は、狐複数などの特殊ルールを除けば狼と共有者しかいません。この特権を活用せず黙っていては損なので、積極的に開始後の方針について話し合いましょう。

恐らく一番最初に決めることは、潜伏するべきかCOするべきかということでしょう。潜伏のメリット・デメリットを挙げていきます。

潜伏メリット
  • 占いが共有に●*2を出せば、その占いが偽であることが確定する(共有トラップ)
  • 上記の理由から、偽占い(特に狼)は序盤に●を打つのを躊躇する
  • 狼視点での狩人候補が二人増えるため、狩人が殺害される可能性が減る
潜伏デメリット
  • 真占いに共有者が占われてしまう可能性がある
  • グレラン*3で処刑される可能性がある

これだけ見ると、潜伏のほうが利点が多いですね。確かに一発で偽占いを確定させることが出来れば、ゲームの進行上かなり有利です。しかし、私は潜伏デメリットのほうが大きいと考えています。

共有トラップは決まれば圧倒的アドバンテージを得るものの、決まるかどうかは偽占い次第です。メリットを1~100で評価するならプラス40点ぐらいでしょうか。しかし村サイド確定の共有者が処刑されたり、貴重な占い回数を一回無駄にするのは、かなりのディスアドです。このデメリットは、マイナス80点でもきかないかもしれません。

これはカードゲームで例えると、ライフに固執した結果、テンポアドバンテージとボードアドバンテージを共に失うようなものです。

そのような理由から、私は「初日に共有のどちらかが占いに○*4を貰ったら、占われていないほうがCO・どちらも占われていない場合は両方CO」というスタイルで望むことが多かったです。片方COのケースでは、潜伏している共有者は相方が死亡した場合、速やかにCOします。

早い段階での共有COは、狩人や潜伏役職が死亡するリスクは増加しますが、無駄を極限まで削ぎ落とし、第三者視点での情報が増えることが大きな強みです。

何度も言っていますが、人狼は推理ゲームです。

そして、情報がなければ推理できません。

配役の人数が一番多いのは、役職を持たない村人です。彼らの視点で把握できる情報が増えることが、何よりも村陣営の勝利へとつながることを知りましょう。

 

長くなってしまったので、このあたりで次の記事へ続きます。

「続・人狼界最強の共有者が教える!村を勝利に導く方法」

 

ハーバード流 逆転のリーダーシップ

ハーバード流 逆転のリーダーシップ

 

 

*1:カミングアウト。自分の役職を公表すること。

*2:黒。狼判定。

*3:グレーランダム。占われていないグレーな人物をランダムに処刑すること。

*4:白。村人判定。